食事をする学生

学生時代の思い出

学生寮を利用している生徒と話が盛り上がります

新潟県や長野県、富山県など、さまざまな場所に転勤してきたのですが、転勤も各地域の生徒と触れ合えるため、意外と楽しいです。
生徒の中には、学生寮に住んでいる子もいるので、寮生活での話を度々聞きます。
私も学生時代は寮住まいでしたし、独身教師が住む独身寮を利用することも多いので、あるあると感じる体験は基本的に一緒。共通の話で盛り上がります。

寮生活では食事の時間が決まっている

寮では一般的に食事が提供されます。自炊をしなくても良いのは、学生にとって大変助かるものです。
しかし、大勢の学生が食事をするので、提供される時間は決まっています。
そのぶん、寝過ごしたり外出していたりすると、食事を食べ損ねることが度々あります。

自分の責任なので仕方ありませんが、食事を食べられるよう、その時間は確保しておかなければなりません。
私に限らず、このような体験をした生徒がちらほらいました。
食べられなかった場合は、外出して食料を調達する方法もありますが、起きているとお腹が空くので寝る、と話す生徒もいましたよ。

洗濯機が取り合いになるのも多々あり

学生寮では洗濯機は共用なところも多いかと思いますが、この洗濯機を巡って度々取り合いが起こります。
平日は比較的ゆったりしていましたが、休日になると平日にためた洗濯物を洗う人が多かったので、洗濯機の取り合いがしばしば。

それを避けるべく、私はできるだけ平日に回すようにしていました。時間通りに取れなかった場合は、洗濯物が出されていて、他の人が回していたことも。
複数人が使用する洗濯機で服を洗えない人は、そもそも学生寮を利用しないと思いますが、人のあらゆる内面がみれるので、精神的に強くなりますよ。

思った以上に壁が薄かった

学生寮によっても異なると思いますが、私が利用していたところは思った以上に壁が薄いつくりでした。
小声だったら何か話している程度ですが、大きい声で話すと内容が割と聞こえます。

部屋内では飲酒禁止でしたが、居酒屋に行って帰宅する人もいたので、部屋に入るときの足音やドアを閉める音は結構響きました。
私の部屋と同様、他の部屋も同じように壁が薄かったと思います。そのため、隣や上の部屋に迷惑をかけないよう、それなりに気にしながら生活していました。

最近は民間の新築学生寮も増えてきているので、騒音問題とは無縁の学生もいるのかもしれません。
母校である新潟県の学生寮を見ると、大分新しい建物が増え、施設が充実してきていました。
地方も学生を確保するため、住環境の整備には力を入れているのでしょう。
私も少し羨ましくなりました。

楽しかったこと・辛かったことは多々ありますが、学生寮では、独自のルールや共用スペース・設備があるからこそ、そこでしか味わえない体験ができます。
順応性やコミュニケーションスキルが身につけられる場だと思うので、チャンスがあれば是非とも利用して欲しいです。